英語で何かを伝えたい時、最も汎用性が高く、いざという時にスラスラと伝えられるようになっておいた方が良いのが自己紹介です。
英語での自己紹介は話す時の基本がたくさん詰まっているので、英会話の基礎として話せるようになりましょう。
今回は、自己紹介を英語で話す時の英作文テンプレートや話の広げ方、逆の立場で相手に質問したい時の聞き方をご紹介します。
目次
自己紹介を英語で話す時に伝えたい内容
まずは、自己紹介を英語で話すときに伝えたい内容を理解しておきましょう。
主に自己紹介で話される内容は以下の
- 初対面時や出会った時の挨拶
- 名前
- 出身地
- 家族構成
- 仕事
- 趣味
になります。
これらの返答パターンを覚えて、いつでも英語で自己紹介をできるようになりましょう。
自己紹介を英語で話す前の準備方法
それでは、自己紹介の英会話フレーズをご紹介する前にやっておきたい準備があります。
どこにでもあるような自己紹介の英語フレーズを使用しても、テンプレート作文にしかならないので、まずは自分の言葉でどのように伝えたいのか再認識してみましょう。
日本語で話す内容をまとめる
最初は英語ではなく、日本語で自己紹介文を作ってみてください。
自己紹介で伝える内容は先ほど紹介した、名前、出身地、家族構成、仕事、趣味になります。
各項目を順番に、日本語でどう伝えるかを箇条書きで書き出してみましょう。
カジュアルさは意識しなくて良い
堅苦しい自己紹介よりも、カジュアルっぽく英語で自己紹介したいという方も、最初はしっかりとした自己紹介を書き出しましょう。
形を崩すのは、土台がしっかりした上で行った方が良いですし、英語学習にも繋がります。
テンプレートの英作文を使い英単語を置き換える
日本語で自己紹介を書けたら、ここで初めてテンプレートの英作文を確認します。
テンプレートから自己紹介を作るのではなく、自己紹介をするためにテンプレートの一部を利用するという意識を持ちましょう。
だからこそ、最初に日本語で自分の自己紹介を書く必要があります。
質問する時の英語フレーズも一緒に覚える
自己紹介を英語で覚える際にもう一つ覚えてほしいのが、質問する側の英語フレーズです。
例えば、私の名前はマキですと伝える英語を覚えるなら、あなたの名前はなんですかという質問も一緒に覚えるのです。
質問と回答はセットで覚えやすく、少ない時間で多くの英語を学ぶためのコツにもなります。
カジュアルに使える学生向けの英語での自己紹介
それでは、自己紹介を英語でするため、よく使われる英会話フレーズをご紹介していきます。
自己紹介は本当に多く使用する英作文なので自分のことは丸暗記して自然と話せるようになりましょう。
①相手に合った時の挨拶
はじめは、相手に会った時の挨拶です。
日本でも自己紹介をする時に、いきなり名前からは伝えませんよね。
やぁ、はじめまして、といった意味のクッションのような言葉になりますので、自己紹介前の第一声と覚えましょう。
はじめまして。
初対面であいさつをする時のフレーズです。
相手に言われて返答する際は、「Nice to meet you too.」とtooをつけることで、こちらこそという意味になります。
やぁ。
距離が近いため初対面では使いませんが、上の立場から話すとき、相手と話すのは初めてだけど自分のことを知っている時などに使います。
②自分の名前を英語で伝える
自分の名前を英語で話して伝えるフレーズです。
挨拶をしたら、まずは自分の名前を伝えてみましょう。
自分の名前を言う時は、しっかりと大きな声で話し、相手も聞き取りやすいようにスピードをゆっくりめに話します。
私はエミです。
短い言葉で名前を伝える時は、I’mを使用して続けて何かを言うとおしゃれな自己紹介に聞こえます。
私の名前はエミです。
名前を伝えることが主役となるのであればこちらの英文を使用しましょう。
また、名前を書く際は頭文字を大文字にしましょう。
あなたの名前はなんですか?
相手の名前を聞きたい時の英語フレーズです。
強めに早く発音すれば怒りながら急かすような「名前なに?」となり、ゆっくりと優しく発音すると「名前を教えてください」という風になるので、文字だけでなく発音も意識して覚えましょう。
③自分の出身地や住んでる場所を英語で伝える
英語を使用する場面となると日本人以外の人と話すことが多いので、出身地はどこなのか気になりますよね。
自分の出身地を伝える場合は「from」を使用します。どこどこから生まれたという意味を持ちます。
また、日本人同士の英会話であれば「from」よりも「live」のどこに住んでるのというフレーズの方がよく使われます。
私は日本から来た(出身)です。
出身という言葉にもなりますが、英語圏では日本から来たという意味合いの方が強くなります。
なので、where are you from?は出身地はどこですかというよりも、どこから来たのという意味の英語としてよく使われます。
私は大阪に住んでいます。
国内の英会話であれば、帰国子女でもない限り、日本で生まれて育つことは当たり前です。
ですから、出身地よりもどこに住んでいるのかを答える方が自然な自己紹介に聞こえます。
どこに住んでいますか?
どこに住んでいるのかを質問したい時の英語フレーズです。
liveの部分を様々な英単語に変えれば、どこでどうしてるのかという質問が作れます。
④自分の家族構成を英語で伝える
住んでいる場所の自己紹介とセットで使えるのが、家族についての紹介です。
両親と一緒に住んでいることや、5人家族で住んでいますと伝えることで、その人の周囲の輪郭がぼんやりと浮かんできます。
両親と一緒に暮らしています。
住んでいるという繋がりから、両親も一緒に暮らしているよと話すこともできます。
また、自己紹介をIばかりの主語で話すと、箇条書きの文章を読んでいるように思えるので、主語を両親に変えてみたりすると、
5人家族です。
家族構成を伝える時に、何人家族なのか伝える時に使える英会話フレーズです。
私には2人の姉がいます。
先ほど家族構成が5人だと伝えたので、両親と自分以外に2人の人物がいることになります。
姉が二人いると追加で紹介して、先ほどの5人家族の構成を伝えましょう。
⑤自分の仕事を英語で伝える
学生の場合、学生であることを伝える時に使用する英会話フレーズです。
また、中学生、高校生、大学生など使い分けることで初対面の相手もあなたの立場を理解しやすくなります。
私は中学生です。
私は高校生です。
私は高校生です。
⑥自分の好きなことや趣味を英語で伝える
最後は自分のすきなことや趣味を英語で伝える方法です。
英語の自己紹介の中でも最も話題が膨らみ、あなたらしさを理解してもらう場所です。
大好きなものから、最近はまっていることなどを英語で話せるようになりましょう。
私はバスケをすることが好きです。
I likeで私の好きなという意味になります。後半の英単語を別のものに組み替えてあなたの好きな趣味を英語で伝えましょう。
休みの日はよく本を読んでいます。
趣味と言えばフリーな時間に行うものです。ですから、必然的に休日はこういうことをしていると英語で伝えると、あなたの普段の生活をよりイメージしやすくなります。
休みの日はなにしてますか?
趣味は英語でhobbyと言いますが、実はネイティブでは自己紹介の時には使いません。
ですから、質問するときも答える時も使わないようにしましょう。
ネガティブな意味を含んでおり、性癖を紹介するようなものなので相手は内容を聞くときに身構えてしまいます。
自己紹介への質問に英語で答える方法
ここからは、英語での自己紹介をさらに深堀りしていきます。
自己紹介を端的に言っていると、相手はもっと詳細を知りたいため質問をしてくる場合があります。
英語の質問に答えられるように、様々な回答パターンも自己紹介として覚えてみましょう。
また、自分が相手と英語で話している時の話題の広げ方としても活用できます。
①名前に関する質問に英語で答える
はじめは、名前に関する質問を英語で答える時に役立つフレーズです。
日本語では私の名前はこうやって書きます。
黒板やノートがある際に実際に自分の名前を漢字で紹介する時の例です。
②出身地に関する質問に英語で答える
出身地に関する質問は、その場所に何年住んでるのかを聞くような質問だったり、住んでいる場所はどんな所なのかを聞かれることも多いです。
大阪に住んでどれくらいですか?
これは質問側の英文です。相手が大阪に住んでいると言った時に、どれくらい住んでいるのと質問するときに使います。
大阪に住んで5年になります。
大阪に住んで5年も経つよと伝えたい時に使える英会話フレーズです。
Osakaや5yearsの部分を変えることで、日本に住んでから数年、東京に住んで1年などを英語で話せるようになります。
私の住んでいるところは冬になると雪が降ります。
地域特有の情報があれば自己紹介で伝えるとより内容に深みが増します。
③家族構成に関する質問に英語で答える
家族構成に関する質問と言えば、お兄さんはどれくらい年齢が離れているの?というような質問がありますね。
ただし、あなた自身から話題の中心が外れるので質問される機会は少ないといえます。
私には2歳年上の兄と3歳年上の弟がいます。
年の離れた兄弟を伝える時の自己紹介です。
④仕事に関する質問や役立つフレーズを英語で答える
仕事に関する自己紹介を英語でさらに広げるのに役立つフレーズをご紹介します。
仕事では、何年続けているのかと、どんなことをしているのかを伝えるのが良いです。
私は中学2年生です。
英語と日本語の違いが出る自己紹介の方法で、英語の場合は小学校から学年は続けて計算します。
中学2年生は6+2により8で表現することができます。
就職して1年が経ちました。
仕事を始めてから1年や数年経ちましたというような表現も自己紹介で使用できますね。
⑤趣味に関する質問に英語で答える
それでは、最後に趣味に関する質問や役立つフレーズを英語でご紹介します。
名前や家族構成よりも深堀されやすい項目なので、英語で様々な回答ができるように準備しておくと良いです。
バスケットボールの練習を始めて3年になります。
何年前から始めているよという伝え方ができると、あなたが趣味に対してどの程度の熱量があるのかもつ割安くなります。
走るのは苦手ですが、好きだから毎日行っています。
日本人だと自信をもって得意とは言えないけど好きではあると伝えたいことがありますよね。
英語圏ではあまり良い印象は持たれませんが、謙遜する日本人としては覚えておきたい英語フレーズです。
まずは、否定から入って、しかし好きですや毎日やってるよと英語で伝えましょう。
英語での自己紹介を覚えて、英会話フレーズを広げよう
今回は英語での自己紹介方法をいくつかご紹介しました。
良く使用する英会話フレーズになりますので、まずはテンプレートで覚えてしまって、自分に当てはまる英単語に置き換えて使用してみましょう。
また、自分の紹介だけでなく、相手からも聞き出す方法も覚えて英語を話す機会を増やしてみましょう。