英語の表現力を高めてくれる前置詞。
一般的にtoやofなどの前置詞が存在しますが、皆さんは意味や正しい使い方をご存知でしょうか?
今回は前置詞の意味から、中学英語でもよく出てくる前置詞をイラストと例文つきでご紹介します。
目次
- 1 英語の前置詞とは~役割と意味
- 2 英語の前置詞の覚え方と気をつけること
- 3 英語の会話や文章でよく使われる前置詞の意味の解説
- 4 英語の前置詞の様々な用法や意味を理解しよう
英語の前置詞とは~役割と意味
前置詞はto、of、at、inなど様々な言葉が存在しています。
当然、それぞれに意味があり英語の表現を広げる役割を持っています。
ここからは、前置詞の役割と意味について解説していきます。
英語の前置詞は日本語の助詞に近い役割
英語で使われる前置詞は日本語で例えると、名詞をサポートする助詞のような使い方をします。」
助詞というのは、「~は」「~前」「~を」という文章を違和感なく繋げる言葉です。
英語では単語の位置が助詞の役割を担うのですが、前置詞をつけることで文章のバランスを崩さずに、より分かりやすく言葉のイメージを伝えてくれます。
英語の前置詞を覚えると文章が読みやすくなる
前置詞は多くの種類がありますが、基礎的な前置詞をしっかりと覚えれば英語の文章が格段に読みやすくなります。
また、前置詞を和訳だけでなく言葉が持つイメージで覚えると、読めるだけでなく作文や英会話でもスムーズに状況を説明できるようになります。
英語の前置詞の覚え方と気をつけること
英語の前置詞の意味を解説する前に、前置詞の覚え方と覚える時に気を付けることをご紹介します。
莫大な前置詞をスムーズに記憶していくための方法を是非身に着けてください。
前置詞はイメージやイラストで覚える
前置詞は和訳で覚えるのではなく、言葉が持つイメージで覚えるようにしましょう。
どの学習においても、言葉の意味を暗記するのではなく、言葉自体を頭で理解することが大事です。
また、理解することで記憶が容易になりますので、イメージやイラストを使った学習方法は非常に効率的です。
日本語の意味だけで前置詞の意味を覚えない
例えば、ofは「~の」という意味だけで覚えると例外的な用法が出てきた場合に、~のだけでは説明がつかなくなることもあります。
英語を英語として理解するためにも、前置詞ごとの本当のイメージを覚えていきましょう。
英語の会話や文章でよく使われる前置詞の意味の解説
ここからは、中学英語をはじめ様々な英文で使用される前置詞の意味の解説を行っていきます。
toの意味とイメージ 前置詞①
toは到達と方向の意味を持つ前置詞です。
到達地点があるというイメージを持ち、目標にたどり着くことや、目標へ進んでいくという使い方をします。
日本語では「~へ」や「~に」という意味で訳されることが多いです。
toの使い方を英文で覚える
前置詞のtoを使った英文をご紹介します。
forの意味とイメージ 前置詞②
forは方向性を表す前置詞で、目的へ向かっている状態を表します。
あくまでも向かっている状態のため、目的の場所へは到達していないことや、途中の様子を表します。
toは目的地へ到着した意味もあり、似ている前置詞ですがイメージは待ったく異なります。
目的地へ到着していないので、行動が未完全な状態や目的のために行動しているというイメージがあります。
forの使い方を英文で覚える
前置詞のforを使った英文をご紹介します。
ofの意味とイメージ 前置詞③
ofは繋がりのある分離のイメージです。
本来の場所から離れているのですが、決して繋がりがないというイメージを持ちましょう。
完全に分離していないため、所有しているという意味も含みます。
ofの使い方を英文で覚える
前置詞のofを使った英文をご紹介します。
inの意味とイメージ 前置詞④
inは指定された空間の中にいるイメージです。
包まれているや囲われているというイメージの時に、前置詞のinという言葉を使用します。
inの使い方を英文で覚える
前置詞のinを使った英文をご紹介します。
atの意味とイメージ 前置詞⑤
atは場所や時間、状態、感情などの特定の箇所を指定する際に使用する前置詞です。
1点という限定的な意味合いではないことに注意が必要で、「at the door」というドアのことを指しており、ドアノブなのかドアの縁なのか細かい指定はありません。
1点に絞られているようで、少し範囲に余裕もあるのがatになります。
atの使い方を英文で覚える
前置詞のatを使った英文をご紹介します。
onの意味とイメージ 前置詞⑥
前置詞のonのイメージは、ピタッとくっついているイメージです。
日常生活ではテーブルやイスの上には物を置いたり、座ったりするため上に置くというイメージが強いのですが、on自体には上とか下は関係ありません。対象にくっついてれば大丈夫です。
また、一緒にくっつくので継続して動き続けるようなものにonが使われると、一緒に動くというニュアンスも持ちます。
onの使い方を英文で覚える
前置詞のonを使った英文をご紹介します。
offの意味とイメージ 前置詞⑦
offは完全に離れているイメージを表す前置詞です。
その場所から切り離されたようなイメージなので、ofと違って所有の意味は持ちません。
turn offで電源切るという意味で使われるのは、電気やコードが分離されるイメージから来ています。
offの使い方を英文で覚える
offを使った英文をご紹介します。
sinceの意味とイメージ 前置詞⑧
sinceは以来、以来よりずっとというような継続のイメージを持つ前置詞です。
since mondayと使われれば月曜日からという意味になります。
sinceの使い方を英文で覚える
前置詞のsinceを使った英文をご紹介します。
intoの意味とイメージ 前置詞⑨
intoはinとtoが混ざったような言葉で、空間や囲いの中に入っていくイメージを持つ前置詞です。
完全に入ってしまっている状態はinですが、中に入っていくという時にintoとして使い分けます。
目的地への到着を指すtoよりも、intoの方がたったいま入っているという感覚が強くなります。
intoの使い方を英文で覚える
前置詞のintoを使った英文をご紹介します。
outの意味とイメージ 前置詞⑩
outは外へ離れていくイメージを持つ前置詞です。
offとの違いは、離れていく様子があるか、分離した状態にあるかです。
outの方は何かしらの力で押し出されたり、外へ出るという意味を持ちます。
そのため、草木の芽が出るという意味にもoutを使って表現することができます。
outの使い方を英文で覚える
前置詞のoutを使った英文をご紹介します。
duringの意味とイメージ 前置詞⑪
duringは~の間と訳される前置詞です。
事柄の間という意味はあっているのですが、duringが持っているのは間の中でも、特定のポイントを指すイメージを持ちます。
例えば、夏休みの間に遊園地へ出かけましたという文章があった場合、夏休みの間の一部の出来事を指すので、duringを使用するのが適切です。
duringの使い方を英文で覚える
前置詞のduringを使った英文をご紹介します。
fromの意味とイメージ 前置詞⑫
fromはスタート地点をイメージさせる前置詞です。
とある場所から出発しており、確実にその場所へいたという意味も持ちます。
fromの使い方を英文で覚える
前置詞のfromを使った英文をご紹介します。
byの意味とイメージ 前置詞⑬
byの持つイメージは、対象を中心とした周辺や近辺というイメージです。
近くにあるので、goなどの移動の文章が使われると、一緒についてくる様子から、利用や手段としての意味も持ちます。
「~のそば」と「~で」を使い分ける時は、話の中心が動きのあるものか、動きのないものかで意味を使い分けることもできます。
byの使い方を英文で覚える
前置詞のbyを使った英文をご紹介します。
英語の前置詞の様々な用法や意味を理解しよう
今回は、英語の中でよく使用される前置詞についてご紹介しました。
英語という言葉は語源を知ることで本当の言葉の意味を理解できます。
今後もこのページでは前置詞に関する情報を追加していくので更新を逃さないで下さい。