英語を習得したいという方なら一度は聞いたことのある英語の聞き流しによる上達方法。
スピードラーニングなど一時期流行り、多くの人達が聞き流しでリスニング力を鍛えることができるのではないかと思いました。
今回は、英語の聞き流しがどれほど効果が出るのか、正しい聞き流し方法をご紹介します。
英語の聞き流しによる効果
英語の聞き流しとは、英会話や英文スピーチなどを聞いて英語脳を鍛えるという勉強方法です。
聞き流すことによって様々な効果を得られることができ、多くの学習者が知らず知らずのうちに取り組んでいます。
まずは、英語の聞き流し事態にどのような効果があるのかご紹介します。
英語の音に慣れることでリスニング力が上がる
英語の聞き流しの最大の効果は、英語の音に慣れ親しむことでリスニング力を向上させる効果があります。
本場の英会話のスピードは速いので、スピードに慣れて聞き取りやすくするという効果も期待できます。
英語特有のリズム感が養われる
英語には特有の発音リズムがあり、聞き流しによって英語独自のリズム感を掴むことができます。
日本では発音が大事と思われがちですが、実際は発音方法というよりはリズムの方が大事です。
リズムだけでも聞き取りやすさが異なるので、聞き流しによってリズム感を養えます。
英語のまま意味を理解できるようになる
英語の聞き流しで意味を理解しようとする場合、頭の中で日本語に置き換えていたら処理が間に合いません。
その結果、自然と英語のまま意味や内容を理解することができるようになります。
隙間時間を使った英語学習ができる
英語の聞き流しは、音を聞ける状況であればどこでもできる英語学習です。
通勤時間、運動の時間、就寝前のちょっとした時間などの隙間時間を活用することができます。
ただし、英語の聞き流しにはデメリットや効果を出すためのコツがあるのでその点だけは事前に確認しておきましょう。
英語の聞き流しのデメリット
英語の聞き流しにはデメリットや効果が出ないこともあります。
- 効果を感じられない人とは
- わからない英単語への対応ができない
- 英会話を目指すならインプットだけでは難しい
- 効果の出にくい状態の聞き流しがある
この4つを基準に英語の聞き流しのデメリットについてご紹介します。
英語の聞き流しだけでは効果を感じられない人もいる
まず、英語の聞き流しだけでは効果を感じられないという人もいます。
単純に向き不向きのある英語習得方法なので、試してみて楽しくないと思った人はあまり効果が出ないでしょう。
わからない英単語やフレーズが出てくる
わからない英単語やフレーズが出てくることも多く、わからない部分を聞いても確認することができないため結局は聞いたものをそのまま流してしまいます。
流して聞くだけで英語力が上達する訳ではないので、聞き流し以外にも英語の勉強は必須と言えます。
インプットだけでは英語は話せない
英語の聞き流しでできることは基本的にインプットのみです。
英会話に必要なアウトプットができないので、聞き流しだけでは英語を話せるようにはなりません。
語彙力や文法を理解できていないと効果は半減
聞き流しで重要なのは、英語本来のスピードに慣れて、意味を素早く理解することです。
しかし、語彙力や文法を理解していないと意味がわからないままです。
だからこそ英語の聞き流しには効果の出る方法をしっかりと把握しておかないといけません。
初心者に最適な英語聞き流しで効果を出すコツ
ここからは、初心者にも最適な英語聞き流しで効果を出すためのコツについてご紹介します。
具体的な方法は後半で解説しますので、聞き流しを始めるための事前知識をご確認ください。
内容を理解できる英語レベルを聞き流す
英語の聞き流しを行う場合、あなたの英語レベルや語彙力に合わせた音声を選ぶようにしてください。
難しい英単語が出てくると内容についていけず、音声の意味を理解できずただリズムを聞くだけになります。
初心者にオススメは絵本の英語による朗読
聞き流しの初心者にオススメしているのは、絵本の英語音声の聞き流しです。
比較的内容が簡単であることと、音声のスピードもゆっくりなので、英語聞き流しを初めて行う方に最適です。
ではどうやって英語の絵本の音声を手に入れるのかについて後半でご紹介します。
聞き流した後にスクリプトを確認する
英語の聞き流しを行った後は、スクリプトと呼ぶ台本を確認しましょう。
実際に自分が聞き取れた音が合っていたのか確認したり、わからなかった部分は何と言っていたのかを確認します。
聞き流しで英語力を上げたいのであれば必要な過程です。
英語や英文の場面を想像しながら聞き流す
英語の音声を聞いたら、できるだけ頭の中にイメージを作って聞くようにしてください。
実際にどのような動きが起こっているのか想像しながら聞くことで、英語脳が鍛えられていきます。
日本語に意味を訳さず聞き流す
聞き流しを行っている際に、英語を日本語に訳して意味を理解しようとしてしまう場合があります。
しかし、日本語訳にすると時間もかかり音声についていけなくなりますし、英語のまま聞き取るという訓練ができなくなります。
シャドーイングでリズムや発音を身につける
余裕があれば、聞き流しの音声を聞きながら、後から同じように真似して発音するシャドーイングも取り入れてみましょう。
シャドーイングで音を真似ることで、英語独特のリズムや発音の練習にもなります。
時間がある場合はディクテーションも行う
さらに、ディクテーションと呼ばれる英語勉強方法も聞き流しには最適とされています。
ディクテーションは、聞いた英語を文字に書き出してみるという方法です。
自分が正しく聞き取れていたかどうかも確認できますし、英語のスペルを覚える練習にもなりオススメです。
英語の聞き流しの方法を詳しく解説
それでは、英語の聞き流しの方法について解説していきます。
聞き流しで英語力を高めたいという方は是非参考にしてみてください。
聞き流しに使用する英語音声を準備する
はじめに、聞き流しに使用する英語音声を準備します。
聞き流しのコツでもご紹介した通り、自分が理解できるレベルの音声を探すようにしましょう。
洋画の聞き流しは英会話やフレーズ習得に役立つ
映画やドラマの洋画を聞き流しに使うこともでき、英会話やよくあるフレーズを習得することができます。
しかし、自分の英語レベルを基準に作品を探すのは難しく、英語中級者以上におすすめです。
絵本の音読聞き流しは英語脳を育てるのに役立つ
英語の聞き流しで最もオススメしたいアプリがamazonのオーディブルという音声朗読サービスです。
洋書の音声朗読もあり、初心者レベルの絵本から上級者レベルのものまで様々です。
是非、聞き流し用の教材として活用してみてください。
まずは意味をイメージしながら英語を聞き流す
聞き流す英語音声を見つけたら、頭に英語の内容をイメージしながら聞き流します。
この時の注意点は、日本語に訳して意味を考えようとしないことです。
翻訳ではなく、英語のまま内容を理解してみるように心がけましょう。
時間があれば何度も聞き直す
5分の英語音声があった場合、一度ではなく何度も聞き流してください。
一回目ではわからなかった音声が、二回目だと意外と聞こえてくるんです。
一度聞き流したら次の音声ではなく、一つの音声をとことん聞くという方法を試しましょう。
何度聞き流しても分からない箇所を把握する
聞き流しの最中に何度聞いても意味がわからなかったり、音声が速すぎて何と言っているのかわからないことがあります。
それこそ、あなたの勉強や成長のチャンスです。
わからない箇所はしっかりと覚えて、スクリプトを確認しましょう。
スクリプトを確認して聞き取れたか確認する
スクリプトと呼ばれる英語の台本と照らし合わせて、どこが聞き取れたのか、どこが聞き取れなかったのかを確認しましょう。
聞き取れなかった英語の答え合わせを行うことで、アハ体験ができ脳にしっかりと英語が定着していきます。
もう一度聞き流すとより効果が出る
スクリプトを書くにしたら、もう一度同じ音声を聞き流してみてください。
最初に聞き取れなかった部分ですら、意味を理解して聞き流しが可能になっています。
また、余裕ができることで英語のイメージもしやすくなっています。
このように、聞き流しと台本確認はセットと思って練習に取り組んでみてください。
正しい方法の英語聞き流しで効果を実感しよう
今回は、英語の正しい方法の聞き流しについてご紹介しました。
効果を実感するためには、ただ聞き流すだけでは駄目でしたね。
- 自分のレベルにあった英語音声
- 何度も同じ内容を聞き流す
- スクリプトで最後は確認
この3つを守って英語の聞き流しによる効果を実感してみましょう。