今回は英語初心者なら最初に覚えておくべき英語の発音方法についてご紹介します。
発音を覚えることには様々なメリットがあり、英語を学びたいと考えている方なら最初に覚えておくことをお勧めします。
英語の喉や口の正しい使い方を覚えて、自宅でも行える練習方法をご紹介します。
目次
- 1 英語初心者こそ正しい発音を覚えよう~英語発音習得のメリット
- 2 英語の正しい発音を習得する方法
- 3 英語の発音練習方法前に注意すること
- 4 英語の発音を身につける練習方法
- 4.1 STEP1 英語の発音記号と音の出し方を覚える
- 4.1.1 母音の発音記号と発声方法
- 4.1.1.1 母音1 æの発音方法
- 4.1.1.2 母音2 ʌの発音方法
- 4.1.1.3 母音3 ɑの発音方法
- 4.1.1.4 母音4 ɑ:の発音方法
- 4.1.1.5 母音5 ɑ:rの発音方法
- 4.1.1.6 母音6 ə:rの発音方法
- 4.1.1.7 母音7 əの発音方法
- 4.1.1.8 母音8 ərの発音方法
- 4.1.1.9 母音 9 iの発音方法
- 4.1.1.10 母音10 i:の発音方法
- 4.1.1.11 母音11 uの発音方法
- 4.1.1.12 母音12 u:の発音方法
- 4.1.1.13 母音13 eの発音方法
- 4.1.1.14 母音14 ɔ:の発音方法
- 4.1.1.15 母音15 ɔ:rの発音方法
- 4.1.1.16 母音16 aiの発音方法
- 4.1.1.17 母音17 aiərの発音方法
- 4.1.1.18 母音18 auの発音方法
- 4.1.1.19 母音19 auərの発音方法
- 4.1.1.20 母音20 eiの発音方法
- 4.1.1.21 母音21 ɔiの発音方法
- 4.1.1.22 母音22 ouの発音方法
- 4.1.1.23 母音23 ju:の発音方法
- 4.1.1.24 母音24 iərの発音方法
- 4.1.1.25 母音25 uərの発音方法
- 4.1.1.26 母音26 eərの発音方法
- 4.1.2 子音の発音記号と発声方法
- 4.1.2.1 子音1 hの発音方法
- 4.1.2.2 子音2 pの発音方法
- 4.1.2.3 子音3 bの発音方法
- 4.1.2.4 子音4 vの発音方法
- 4.1.2.5 子音5 fの発音方法
- 4.1.2.6 子音6 lの発音方法
- 4.1.2.7 子音7 rの発音方法
- 4.1.2.8 子音10 kの発音方法
- 4.1.2.9 子音11 gの発音方法
- 4.1.2.10 子音12 mの発音方法
- 4.1.2.11 子音13 nの発音方法
- 4.1.2.12 子音14 ŋの発音方法
- 4.1.2.13 子音15 sの発音方法
- 4.1.2.14 子音16 zの発音方法
- 4.1.2.15 子音17 θの発音方法
- 4.1.2.16 子音18 ðの発音方法
- 4.1.2.17 子音19 ʃの発音方法
- 4.1.2.18 子音20 ʒの発音方法
- 4.1.2.19 子音21 ʧの発音方法
- 4.1.2.20 子音23 wの発音方法
- 4.1.2.21 子音24 jの発音方法
- 4.1.1 母音の発音記号と発声方法
- 4.2 STEP2 短い単語で練習する
- 4.3 STEP3 短い英語の文章で音声を真似して音読
- 4.1 STEP1 英語の発音記号と音の出し方を覚える
- 5 英語の土台となる発音覚えて学習効率を高めよう
英語初心者こそ正しい発音を覚えよう~英語発音習得のメリット
まずは、英語初心者が正しい発音を覚えるメリットについてご紹介します。
スピーキングや英会話には興味がないという方でも発音は必ず覚えるべきで、その他の英語学習に必ず役立つことをご存知でしょうか?
音で英語を覚えると習得効率が良くなる
英語を文字で覚えるよりも、英語は音で覚えた方が周到く効率が上がります。
私たちが日本語を覚えたときを思い出しすと、必ず音を真似することから学習しています。
口や耳といった五感を使うことで英語上達は格段と上がります。
口に出すためには正しい発音を理解しておく必要があるため、英語初心者は発音から勉強を始めてみましょう。
リスニング力も一緒に上がる
発音方法を覚えると不思議なことに、リスニング力も向上します。
リスニングは様々な英語を聞き取る練習をすれば良いのではと思われがちですが、繰り返し聞くよりも自分自身が発音できるようになる方が聞き取りやすくなるのです。
英語の発音学習を通して、自分の体を使って英語を覚えることができます。
音だけでスペルをイメージできる
発音を覚えることのメリットとして、音を聞いただけでスペルもイメージできるようになります。
なので、初めて聞いた英単語でも意味が分からなくても、スペルが書けるようになります。
英語はスペルよりも音の方が覚えやすい
あなたが使用する英単語で迷った時はどのような状況が多いですか?
- 音や読み方は頭の中にあるのに、スペルが書けない
- スペルは書けるけど読み方がわからない
圧倒的に多いのは音はイメージできてるのに、スペルが書けないというパターンです。
しかし、発音を覚えると音で覚えるだけでスペルもイメージできるので自然と英単語を書けるようになります。
英語の正しい発音を習得する方法
英語の発音を習得する方法は様々あり、独学で学ぶこともできますし、英会話教室で教わりながら学ぶこともできます。
いくつか習得方法がありますので、良い所や悪い所を見ながら確認してみましょう。
独学で英語の発音を練習する
独学で英語の発音を習得するには正しい環境を準備して練習する必要があります。
音声や動画など多くの本が売られており、Youtubeにもアップロードされているのでそれらを参考に練習するのをお勧めします。
英語初心者の方が独学で発音を身に着けるのであれば「フォニックス」から始めるのをお勧めします。
独学で発音練習をする際は資料選びに気を付ける
最近だとYoutubeに多くの英会話チャンネルがあると思いますが、見る動画を選ぶのには注意が必要です。
発音練習を行う場合は、ネイティブの方がアップしている動画や資料を利用してください。
日本人だと説明を日本語でしてくれるため理解しやすいのですが、発音が正しくない場合も多く、誤った発音を身に着けてしまいます。
英会話教室で英語の発音を身につける
発音を覚えることで手っ取り早い方法が英会話教室で発音を身に着ける方法です。
お手本を見ながら、自分が誤っている箇所を矯正してくれるので、独学よりも安定して英語の発音を習得することができます。
ただし、英会話教室では料金が発生するので費用がかかるという点がデメリットです。
オンライン英会話で正しい英語発音を身につける
最近ではオンライン英会話で発音矯正を行うサービスも多く、英会話教室よりも料金も安く、気軽に行うことができます。
自宅のちょっとした隙間時間を使って参加することができるのでオススメです。
英語の発音練習方法前に注意すること
実際に英語の発音練習を始める場合、初心者はどのようなことに注意すれば良いのかを解説します。
間違った方法で練習すると効率も悪くなるだけでなく、悪い癖がつくこともありますので是非ご参考ください。
英語は喉発音を意識する
英語の発音は日本語と違って、発声している場所が異なります。
英語の多くは喉から出てくる言葉で、日本語に比べて響きやすいのが特徴です。
喉発音は口の喉元を広げる意識をし、あくびをする時のように喉を広げて発生します。
すると、自然と音が低くなり響くようになります。
腹式呼吸でお腹から声を出し
英語で発生するときは腹式呼吸を行い、お腹から喉を通って声がでることを意識してください。
最初はお腹に意識しすぎて発声練習がうまくいかないかも知れませんが、続けていると次第に慣れていき腹式呼吸が自然とできるようになります。
英語の発音練習時は姿勢を正しく
英語の発音練習時はなるべく視線を正しくしてください。
腹式呼吸や喉から発音するため、姿勢が悪くなると負荷がかかり上手く発音ができない場合もあります。
手鏡を準備して口や舌の動きに注目する
発音練習時は手鏡を準備して自分の口や舌の動きを確認してください。
音の違いだけに注目しがちですが、口や舌の動きも日本語とは違ってくるので、動画を見るのであれば自分の口や舌が同じような形に出来ているかを手鏡で確認しましょう。
練習時は出来るだけ大きな声で
英語を始めたての頃は発音もうまくいかず、カタコトの英語みたいになり恥ずかしいと感じると思います。
しかし、恥ずかしいからと言って小さくボソボソと話しては口や舌が上手く動かせません。
初心者こそ恥ずかしがらずに大きな声で発声練習を行いましょう。
英語の発音練習は長時間ではなく継続が大事
英語の発音練習において大事なのは1度の長時間の練習ではなく、継続的に行っていくことです。
そのため、週に一度だけ英会話教室に通っていてその時だけ発音や発声練習をしている方は、英会話教室以外でも英語を発声する機会を増やしましょう。
英語の発音を身につける練習方法
それでは具体的に英語の発音を身に着けるための練習方法をこれからご紹介します。
特に最初のSTEP1で紹介する発音記号は重要になるので是非自然と出せるように覚えておきましょう。
STEP1 英語の発音記号と音の出し方を覚える
英語の発音をよくするためには、どのような発音があるのかを発音記号を見ながら覚えることです。
日本語にはない音や発声方法があるので、この練習は飛ばさずに理解するまで何度も繰り返しましょう。
母音の発音記号と発声方法
発音は母音と子音の2種類が存在しており、まずは母音から説明を行っていきます。
母音を使用した英単語も合わせてご紹介しているので、1単語3回以上を目安に音声を真似ながら口にしてみてください。
母音1 æの発音方法
æは「angry」や「cat」に使われるアとエの中間のような音です。
大きく下あごを下げて、エよりのアを発音するとキレイに聞こえます。
実際の英単語の発音を聞いて学ぼう
①angry
②cat
母音2 ʌの発音方法
ʌは喉奥から「アッ」と出す音です。
千と千尋の神隠しに出てくるカオナシのアッの音に近いので実際の英単語を聞きながら、ʌの発音を確認してみてください。
①under
②hungry
母音3 ɑの発音方法
英語ではcolorのようにoの文字の発音として使われることの多いです。
口を縦に指2~3本入るくらいまで開けて、アと喉奥から声を出します。
①box
②color
母音4 ɑ:の発音方法
ɑに:がついた時はアーと伸ばす発音になります。
喉元をリラックスさせてアーと響かせて発音してみましょう。
①father
②almond
母音5 ɑ:rの発音方法
a:の部分はアーと伸ばし、最後にrがあるので、舌を喉の奥の方へ丸めながら音を変えていきます。
rを発音するときは口元を閉めながら発音すると自然な音がでます。日本語ではない音の出し方なので、是非実際の英単語を何度も聞きながら同じ音が出るように練習してみましょう。
①art
②guitar
母音6 ə:rの発音方法
エにアの音が混ざったような音で、最後にrがつくので舌を巻きながら喉元へひっこめます。
最初は中々きれいな音が出ませんが、何度も発音練習をしていると舌が自然と動いてくれます。
①earth
②work
母音7 əの発音方法
力みすぎない弱いアの音になります。口や舌はリラックスさせて、自然にアと発声しましょう。
①alone
②woman
母音8 ərの発音方法
ərは舌を丸めた状態でアと発音します。6番で紹介したe:rの中間くらいの音が出ると思ってください。
①suprise
②sister
母音 9 iの発音方法
アイではなく、イと発音します。
日本語でイと発音する場合は口の形は丸くなると思いますが、iの発音の場合は口を横に開きイと発音します。
横に開くことで自然と響きのあるイの音がでるようになります。
①it
②chicken
母音10 i:の発音方法
iのイの発音を伸ばして、イーと声を出します。
口の横の開き具合は、日本語のエを言う時くらいに広げましょう。
①easy
②week
母音11 uの発音方法
ウと発音しますが、日本語のままだと響かないウになってしまいます。
吐息やため息と一緒にウと声を出してみると、uの音が出せます。
①full
②football
母音12 u:の発音方法
uの時と同じですが、:がついているのでウーと伸ばす音です。
唇を尖らせるようにウーと発音すると響くような音が出ます。
①group
②soup
母音13 eの発音方法
eは日本語のエに音が似ていますが、喉元から息と一緒にエと発音しましょう。
これも千と千尋の神隠しのカオナシのアッを意識して、エッと発音してみましょう。
①enter
②ready
母音14 ɔ:の発音方法
ɔはoと覚えると理解しやすく、日本語で言うとオーという音に近いです。
しかし、似ているだけであって日本語のオーとは響きが異なりますので、実際の英単語を注意深く何度も聞いて発音してみましょう。
①august
②walk
母音15 ɔ:rの発音方法
先ほど紹介したオーの後に、rのゥルのような音を入れると出る音です。
日本語で表現すると、オーゥルのような音になりますので、実際の英単語を参考にしながら発音してみてください。
①airport – 候補半のorの部分がo:rになります
②more
母音16 aiの発音方法
aiはアィと発音します。注目ポイントはイの部分は弱いことと、アーイーとアとイを分けて発音しないということです。
一気にアィと発音してみましょう。
①island
②life
母音17 aiərの発音方法
aiərはアイヤァと発音する音になります。
色々と音が混ざっていて実際の英語では2~3音分の役割をします。
分かりやすいものでdryer(ドライヤー)があり、英語発音の「ドゥラアイヤァ」のアイヤァの部分がaiərになります。
個人的には母音の種類というよりは、母音のかたまりだと思っています。
①dryer
②fire
母音18 auの発音方法
auはエーユーではなく、アゥと発音します。
ウを発音するときは力は入れすぎず、口を優しく閉じるようにして発音しましょう。
①out
②around
母音19 auərの発音方法
アワァと発音する母音です。アの時はしっかりと口を開きますが、ワゥの時は口を閉じながら素早く発声します。
①ours
②flower
母音20 eiの発音方法
エィと発音します。エーイではなく素早く喉元からエィと発音するときれいな音が出ます。
①eight
②play
母音21 ɔiの発音方法
ɔiはオィと発音します。アルファベット読みなので覚えやすいです。
発音の時はオの音は喉奥からしっかりと出して、素早くィの音を出しましょう。
①toy
②choice
母音22 ouの発音方法
ouもアルファベット読みに似ており、オゥと発音します。
オの時はしっかりと口を丸め、ゥの時は口の開きを小さくするというのを意識して発音練習を行ってください。
①old
②show
母音23 ju:の発音方法
ジューではなく、ユウーと発音するのがju:の母音です。
ユから始まる音ですが、後ろのウも意識して音を出してみましょう。
①cute
②student
母音24 iərの発音方法
iərはイヤァと発音します。aiərのアイヤァのアの部分がなくなったと思えば大丈夫です。
①clear
②gear
母音25 uərの発音方法
uərはウァと発音を行います。
舌の動きが難しく、例の英単語の音声を何度も確認しながら、正しい音が出せるように何度も挑戦してみましょう。
また、発音は長時間練習すれば上達するものではないので、苦手な音は毎日発声するようにしましょう。
①tour
母音26 eərの発音方法
eərはエァと発音しますが、エの音にはアの要素を入れることを忘れないようにしましょう。
そのため、アァと聞こえるように感じることもあります。
①rarely
②careful
子音の発音記号と発声方法
ここからは、英語の発音に使われる子音の発音記号と発声方法をご紹介します。
母音に比べるとそれぞれに音の違いがあるので、子音の方が覚えやすいです。
しかし、lとr、bとvのように判別の難しい音もあるので、苦手な子音はしっかりと発音練習を行って見分けられるようになりましょう。
子音1 hの発音方法
hは無性音と呼ばれる発音となり、母音のようにアー、イーなどの音は出しません。
息の音だけハッという音を出します。
犬が舌を出しながら、ハッハッハッと言っている音がまさにhの発音です。
hは子音なので、hの後にくる音によって、ハットになったりホットになったりします。
①hot
②hold
子音2 pの発音方法
pも無性音の1つで、唇をしっかりと閉じて、息の勢いで口を開けてプッと音を出します。
プゥとは発音しないので、プと息だけで発声しましょう。
①put
②map
子音3 bの発音方法
bはブと音を出して発声する有声音になります。
口の形はpのプと一緒ですが、ブと音を出して唇から息を出します。
①book
②globe
子音4 vの発音方法
bと混同しがちなvの発音になります。
vは下唇を歯で噛むようにして、ヴと発音します。
日本語で書くとブとヴで全く似ていないのですが、単語になると見分けるのは難しい発音記号です。
①value
②dive
子音5 fの発音方法
fは無性音で息だけでフという音を出します。
上の歯で下唇を優しく抑えるようにして、フと息を出して発音します。
①fake
②safe
子音6 lの発音方法
lはルと発音しまうが、日本語のㇽとは発声方法が異なります。
まずは、日本語でルと言ってみてください。その時に、舌が発音の最初に上の歯茎にくっつく瞬間があります。
英語のlのルは、歯茎にくっつけた状態を保ちながらルと発音します。
①look
②milk
子音7 rの発音方法
rもルと発音しますが、lとの違いがあり、それは舌の形や位置になります。
rの場合は、舌を丸め、歯茎に触れないようにルと発音します。
実際にr とlを比べてみると音の響きが違いがあることを体感できるはずです。
単語で比較すると見分ける難易度は上がりますが、まずはrとlのルの音から見分けられるようになりましょう。
①rock
②run
子音8 tの発音方法
tは舌の先を上の歯茎にくっつけ、舌を下にたたきつけるような感じでトゥと息を出します。
優しくすればトゥにもなりますし、強くいうとタッとも聞こえることがあります。
①table
②carrot
子音9 dの発音方法
dはドゥと発音する音で、tの発音にドゥと音を加えることで出すことができます。
①day
②world
子音10 kの発音方法
kはケーではなく、息だけでクッと発音します。
クックックッと何か企んでいるような時に出る音と同じなので、笑うイメージからまずは発音練習を行ってみてください。
①cook
②black
子音11 gの発音方法
gはグッと声を出す有声音による発音です。
kの時のような音の出し方と似ていて、喉の奥の方からグッと声を出すときれいなgの音が出るようになります。
①good
②great
子音12 mの発音方法
mは口を閉じて、ムと鼻歌のような感じで音を出します。
ムと音出しますが、mだけを発音すると実際に聞こえる音はンのように聞こえます。
①map
②mint
子音13 nの発音方法
nは口を少し開けて、唇を上歯茎につけた状態でヌと発音します。
n単体で発音すると、m同様にンのように聞こえることもありますが、実際に単語で使用すると異なる音になります。
①nap
②contact
子音14 ŋの発音方法
このページで紹介する中で、子音の初めての特殊な発音記号となります。
ŋの音はングという音になり、ŋ単体だと音のイメージが分かりづらいです。
しかし、実際にŋが使われている英単語を聞いてみるとどの部分の音なのかすぐにわかると思います。
①hanger -ngの部分がŋの発音になります
②swing
子音15 sの発音方法
sは息だけを使ってスと発声する無性音です。
sの音は日本語にはない音なので、最初は発音が難しいと感じると思うので根気強く練習してみましょう。
口と歯を少しだけ横に広げるように開け、隙間からスと発音します。
①son
②miss
子音16 zの発音方法
zの音はsの口の形で、ズと音を出して発声します。
日本語のズだと、口を尖らせるような発音になりますが、英語のzのズは横に広げるようにして発声します。
①zoo
②rise
子音17 θの発音方法
θは日本語で言うとスの音になるのですが、sとは音の出し方が異なるので違いをしっかりと理解しましょう。
θの音は、舌を上下の唇で噛んでスと息を音を出します。
sのスに比べると息の通る量が少なく、こもった音が出ます。
①think
②thanks
子音18 ðの発音方法
ðはズという音を、舌を上下の歯で噛むようにして音を出します。
よくある単語でもðは使われているので、舌の位置を意識しながら発音練習を行ってみましょう。
①this
②weather
子音19 ʃの発音方法
ʃは息だけでシと発音します。
舌の位置が重要で、舌を上の歯の歯茎に近づけてシと息を出します。
また、唇を少し尖らせるようにするとキレイにʃのシの音が出やすくなります。
①she
②sheep
子音20 ʒの発音方法
ʒは唇を少し前に尖らせるようにして、ジと声を出して発音します。
ʒを発音するときは歯茎に舌がくっつかないように気を付けましょう。
①zeep
②vision
子音21 ʧの発音方法
ʧはチと発音する音で、口の動きはtのトゥに似ています。
舌を歯茎から勢いよく話すようにしてチの音を出しましょう。
①chair
②chip
子音22 ʤの発音方法
ʤの音は日本語で言うとヂの音になります。
音を出すときの下の動きはtやdと一緒で、ヂと音を出して発音しましょう。
①jam
②japan
子音23 wの発音方法
wは唇を前に尖らせてウと発音します。
日本語のウのように聞こえますが、通常のウとは違った音が出ますので、例となる英単語の音をしっかりと確認しながら発音練習を行ってみましょう。
①whats
②why
子音24 jの発音方法
jの音は単体でイという音になります。
日本語のイとは全く異なる音の出し方で、舌の中央を上あごにくっつけるようにしてイの音を発音します。
舌の動きが難しいので、しっかりと例文を聞きながら音を真似してみてください。
①yes
②young
STEP2 短い単語で練習する
母音と子音の発音を確認したら、実際に短い単語を使用して発音の練習を行います。
各母音と子音の紹介の時に単語も紹介しているので、まずはその単語を何度も繰り返して、それぞれの発音方法や音の仕組みを体で覚えてください。
STEP3 短い英語の文章で音声を真似して音読
英単語を使って一通り発声練習を行ったら、短い英文で発声練習を行います。
流暢で長い英語の発音にあこがれるかも知れませんが、まずはコツコツと短い言葉から少しずつ発音できるように練習しましょう。
英会話フレーズで練習する場合、発音だけでなくリズムやアクセントも重要になってきます。
次回はリズムやアクセントのつけ方についてもご紹介していく予定です。
英語の土台となる発音覚えて学習効率を高めよう
英語の母音と子音の発音を覚えるということは、英語の土台を作るということです。
面倒くさがらず、恥ずかしがらずにしっかりと英語の発音を体で覚えましょう。
大事なのは、暗記することではないので何度も発音記号や英単語を口に出して発音練習を行ってみてください。