期間を英語で伝えたい時の方法は数多くあり、periodやtermが代表的な英単語です。
しかし、意味が似ているとは言え言葉のニュアンスはそれぞれ異なっており、正しい期間の表現方法が存在します。
- 英語で勉強している間や仕事している間という期間を伝えたい
- 時代や契約期間などを英語で伝えたい
今回は、様々な期間をあらわす英語を例文付きで日常会話やビジネスに使えるフレーズをご紹介します。
目次
期間を表す英単語やフレーズ一覧
まず、期間をあらわす英単語は14個もあり、使い分けるのは難しいです。
このページでは英単語の意味だけでなく、英語の持つ語源のイメージもできる限り伝えながらご紹介します。
period | term | duration |
span | during | for |
in | within | by |
untill | from | when |
while | since | – |
period 期間を伝える英語1
periodは期間という意味を持つ英単語で、最も登場頻度の英語です。
periodの持つイメージは始まりと終わりが明確にわかっている期間をあらわす時に使用します。
時間的な長さを表現したい時に使ってみましょう。
ofを使って期間を指定
periodの後にofをつけて期間を表すことができます。
時間や日時の英単語と組み合わせれば、1か月間や1週間という言葉で表現することができます。
その他にも、rebelliousのような反抗という意味の単語と合わせれば、反抗期を英語で伝えることができます。
時代を英語で表す時もperiodを使う
periodは始まりと終わりの期間がしっかりとしている言葉なので、戦国時代、明治時代などの時代という意味としても使用することができます。
終わりの予定日が未来であっても、終わることが明確になっていればperiodで問題なく伝えることができます。
periodを使った期間の例文
それでは、periodを使って期間を表現する例文をいくつかご紹介します。
①Her work means that she spends long periods away from home.
仕事柄、家を空ける時間が長い。
②The study will be carried out over a six-month period.
本調査は6ヶ月間にわたって実施される予定です。
duration 期間を伝える英語2
durationも他と同じように期間という意味を持ちますが、継続中という意味での期間を伝える英語になります。
例えば、ダイエット中や旅行での滞在期間などを伝える時にも使用することができます。
durationを使って期間を表した例文
実際に例文を見ながらdurationの期間の表現を覚えてみましょう。
①She planned a stay of three years’ duration.
3年間の滞在を予定していた。
②I guess we’re stuck with each other for the duration
私たちはずっと一緒にいることになるのね
term 期間を伝える英語3
termも同じく期間という意味で使われますが、periodと違うところは、あらかじめ決められた期間ということです。
例えば契約期間のような、事前に始まりと終わりの期間を設けるような場合にtermを使って伝えます。
固い言葉になるので使用頻度は少なめ
日常会話の中ではtermという言葉はあまり使いませんが、ビジネスシーンでは多く使われる名詞です。
ビジネス英会話を習得したい方には必須の英語と言えます。
termを使って期間を表した例文
実際にtermを使って期間を伝える例文を見てみましょう。
①She served a short term for drunk driving.
飲酒運転で短期間服役した。
この場合は服役期間のように定められた期間を表す場合に使用できます。
②The government is elected for a five-year term of office.
政府は選挙で選ばれ、任期は5年です。
固い言葉なのでフォーマルな場面で使われる英語であることがわかります。
span 期間を表す英語4
短い期間を表すが、具体的な短さをあらわす訳ではありません。
例えば、5つの工程があるとして、それぞれを1つの工程を区切りとして見る際にspanという英単語を使って表現します。
その1つの工程が1年だろうと、2年だろうと、全体の中の区切りとしての短さがあるなら使えるという訳です。
spanを使って期間を表した例文
それでは、実際にspanを使った例文を確認してみましょう。
①He has a short attention span.
彼は注意力が足りないんです。
注意力が短い期間でしか発揮されないということから、足りないという表現も可能です。
②A lifetime is a span of about seventy years.
一生は約70年のスパンである。
一生とは長いようで短い期間であることを伝える時にもspanという英語が活躍します。
during 期間を表す英語5
前置詞で使われるduringも期間を表す英語となります。
duringの意味は何かをしている間という意味をあらわします。
日本語の漢字で表すと、その名の通り、間という意味で考えると覚えやすいです。
duringを使って期間を表した例文
それでは一緒にduringで期間を表した例文を見てみましょう。
①They work during the night and sleep by day.
夜中に働き、昼間に眠る。
夜の間に働くという部分で期間を表す前置詞のduringが使われています。
②I woke up several times during the night.
夜中に何度も目が覚めた。
こちらも同じくthe nightの前置詞としてduringが使われています。
duringを使うことで、何かをしている間、時間的な間という期間の表現が可能となります。
for 期間を表す英語6
forというのは日本語の漢字で表すと中という漢字が最も意味合いの近い前置詞です。
例えば、1年間練習を続けている時の1年間を表現するときにforを使用します。
forとduringは何が違うのか?
forとduringは同じ前置詞ですが実際は何が違うのでしょうか?
実は、forというのは期間を示したときに、その期間全てという意味ではありません。
I have played tennis for years.
私は長年テニスをやっています。
このような表現を見たとき、長年休みなくテニスをプレイしていると思いますか?
例えば、土日だけとか一部の時間だけであることは容易にわかりますよね。
forは期間を指定しますが、その間とめどなく続けている訳ではなく、その期間の中でやってきたことです。
逆にduringで期間を指定した場合は、その期間中はずっと続けていると言う表現で使います。
in 期間を表す英語7
inも前置詞で使えば、10分後にという期間を表現できる英単語です。
inという前置詞は中にという表現で使われますから、in 10 minutes.だと10分以内という意味のようにも読めるかも知れません。
なぜ、in 10 minutesが10分後なのかというと、
10分間を入れ込むと考えると、10分後というイメージがしやすいと思います。
今の時間に10分間をinしてみると、10分進むことになり、自然と10分後と表現できます。
within 期間を表す英語8
withinが10分以内や1か月以内という内側の期間を表す英語になります。
inと混同しやすいので、inと一緒に覚えて期間を表せるようになりましょう。
覚え方は、with+inということでinだけだと、時間だけを取りこまれて10分後となっていましたが、
withという一緒が組み合わさって、取り込まれた時間と同じ場所に行くと覚えてみてください。
withinを使って期間を表した例文
実際にwithinを使った期間の英語の例文を見てみましょう。
①Two thirds of Californians live within 15 miles of the coast.
カリフォルニア州民の3分の2は、海岸から15マイル以内に住んでいます。
15マイル以内という分かりやすい期間の表し方でwithinが使われています。
②We recommend that this wine should be consumed within six months.
このワインは6ヶ月以内に消費されることをお勧めします。
消費してくださいと英文が続いて、最後にそれは6か月以内という意味をwithinで表しています。
by 期間を表す英語9
byは10時までにとか今日までにという、までにという期間を表すときに使えます。
ただし、byだけで期間を表現すると、絶対的にその時間までにという意味ではありません。
どちらかというと、その時間の近辺にと認識されることもあります。
例えば、by 5 oclockは5時までにという意味ですが、byが割と緩い言葉になるので、5時5分に完成しても特に問題ありません。
byを使って期間を表した例文
それでは、byを使った英語の例文を見てみましょう。
①The application must be in by the 31st to be accepted.
31日までに応募された方が対象となります。
最後の方にbyという表現が使われていますね。
②They said that the plumber would be here by Monday.
月曜日には配管工が来るとのことでした。
until 期間を表す英語10
untilもしくはtillでは、明日までや今日までという期間を表すときに使います。
byと同じく、までという意味で使われる英語ですが、byとは違った意味で使われます。
untilのまでは、指定した期間まで続けることを意味します。
例えば、勉強を10時まで続けるという表現はuntilやtillを使って表現します。
untilを使って期間を表した例文
ここからはuntilを使った英語の例文をご紹介します。
①We played chess until midnight.
夜中までチェスをした。
②The film didn’t end till eleven o’clock.
映画が終わったのは11時だった。
from 期間を表す英語11
期間をあらわす英語の中には、fromという英単語もあります。
fromというのは日本人にとってなじみ深い英語の1つであり、明日から、3時からという表現が可能です。
fromを使って期間を表した例文
実際にfromwo使った例文をご紹介します。
①Tickets for the concert are on sale from Monday.
このコンサートのチケットは月曜日から販売されます。
fromを使うことで、月曜日からという、月曜日までは対象外という期間をあらわすことができます。
②The finals take place from 1.30 pm on Sunday.
決勝戦は日曜日の13:30から行われます。
fromは時間にも使用することができます。
since 期間を表す英語12
sinceはどこから開始されたのかを表す英語です。
この期間から始まりましたと英語で伝えたい時に使用できます。
fromと似ていますが、sinceの場合は開始されてから続いているというのが印象的な英語です。
sinceを使って期間を表した例文
それでは、sinceを使った英語例文を見ていきましょう。
①It was the band’s first live performance since May 1990.
1990年5月以来のライブである。
1990年以来という意味でもsinceは使うことができます。
②I have been happily married for 26 years, since the age of 21.
私は21歳の時から26年間、幸せな結婚生活を送っています。
21歳の時からをsinceで表現し、26年間を足すことで、21歳から26年間と表現できます。
when 期間を表す英語13
whenを接続詞として使用することで、何かをしている時という期間を英語で伝えることができます。
whenは日常会話でも使用しやすい言葉なので、是非例文も見てどういった使い方をしているのか確認してみてください。
whenを使って期間を表した例文
ここからは、whenを使った例文を実際に見ていきましょう。
①That was the week when we booked our holiday.
その週は、休暇を予約した週でした。
whenの後に続く文章が、何かをした時を表現します。
この例文では、休暇を予約した時という意味で使われます。
②The parcel arrived in the post at 11 am, when I was still at work.
小包がポストに届いたのは、まだ私が仕事中の午前11時でした。
whenの後の文章を読むと、仕事を続けている時ということがわかります。
while 期間を表す英語14
whileはduringと似たような意味で使うことができる、間を表現できる接続詞です。
whenとの違いは、whileは瞬間的な出来事を切り取ったとイメージです。
逆にwhileのイメージは何かを行っている間という動きのある英語です。
whileを使って期間を表した例文
それでは、最後にwhileの例文を見てましょう。
①Can you wait in the car while I run into the shop?
お店に行く間、車で待っていてくれる?
whileの後に出てくる文章が、何かをしている間を表します。
私がお店の中に入っている間という意味であることがわかります。
②They were talking while the teacher was explaining the game.
先生がゲームの説明をしている間、2人は会話をしていました。
こちらも、whileの後の文章が何かをしている間をあらわす部分となります。
期間を表す英語を全て覚えて正しく使おう
今回は、英語で期間をあらわす方法をご紹介しました。
全部で14個も表現をご紹介しましたが、それぞれ使用用途が違ったことを理解できたと思います。
正しい方法を覚えて、正しい英語を覚えましょう。
その他の英語表現や例文を確認したい方はがっちゃんの英語むらをご覧ください。
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