英語や英文の読み方解説!英語は和訳する時に後ろから読んだり文章を行ったり来たりしない方法

がっちゃん英語
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英語や英文を読むとき、あなたはどのようにして意味を理解したり、和訳していますか?

多いパターンだと、一度単語を日本語に訳してから順番を入れ替えて読んだりしますよね。

 

実は、英語や英文は左から順番に読んでいくだけで十分に内容を理解できるのです。

今回は、英語を読むときに行ったりきたりしない方法をご紹介します。

英語を読むときは後ろから読む必要はない

英語を読むときは後ろから読む必要はない

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英語を読むときにやってしまうのが、後ろから読むような方法です。

日本で英語を教える場合、後ろから訳したり、矢印を使って読んだりしますよね。

実は、英語を読む際は矢印も後ろから安く必要も一切ないのです。

中学や高校で習う英語の和訳方法

中学や高校で習う英語の和訳方法

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中学や高校では英語を後ろから訳すような方法を教えられます。

例えば、

I have to go to the dentist.

(私は歯医者に行かないといけないんです。)

和訳するとこのような意味になります。

歯医者にのto the dentistは後ろに書かれている文章ですが、和訳すると後ろではなく前に持ってくる必要があります。

このように、後ろに書かれた文章を前にもってきて英語や英文を読んでいます。

この文章量ならまだしも、さらに文章が長くなると理解はより複雑になります。

英語ネイティブの人が後ろから読んだりしない

英語ネイティブの人が後ろから読んだりしない

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英語ネイティブの人たちも、後から登場した文章を最初に持ってきて、また前半の文章に意味を繋げて理解しているのでしょうか?

実は、そんな行ったり来たりするような読み方はせず、英語や英文を左からそのまま読んでいます。

ではどのようにして、英語や英文を自然に読むことができるのでしょうか?

英語や英文を自然に読むことのメリット

英語や英文を自然に読むことのメリット

英語や英文を自然に読む方法をご紹介する前に、左から英語を読めるようになるメリットをご紹介します。

英語が持つイメージをより具体的に理解できる

英語が持つイメージをより具体的に理解できる

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一つ目のメリットは英語を英語のまま理解できるということです。

英語を完全な日本語に訳してしまうと、結局は頭に浮かんでくる情報は日本語と同じです。

しかし、英語のまま読むことができれば、これまで以上により具体的で豊かなイメージを持って文章を読めます。

リーディングのスピードが上がり英語の試験対策になる

リーディングのスピードが上がり英語の試験対策になる

がっちゃん英語
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英語を自然に読めるようになれば、自然とリーディングのスピードも上がります。

後ろから矢印を使って英文を読んだり、行ったり来たりしていると無駄な時間を使ってしまいます。

英語のテストやTOEICなどの試験対策にも繋がります。

英語や英文を前から読んで意味を理解する方法

英語や英文を前から読んで意味を理解する方法

ここからは、実際にどのようにして英語を前から読んで理解すれば良いのか、具体的な方法をご紹介します。

とても簡単なことなので、ぜひ試してみてください。

誰かに状況を急いで説明するような感覚で読んでみる

誰かに状況を急いで説明するような感覚で読んでみる

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英語を自然と読む方法は、誰かに状況を急いで説明するように英語や英文を読んでみるという方法です。

綺麗な日本語に訳し直す必要はありません。

 

例として数フレーズをどのように読むのかご紹介します。

I have to go to the dentist.

(私は行かなければならないんです。歯医者へ。)

綺麗な日本語に訳すと「私は歯医者に行かないといけないんです。」なのですが、そもそも直す必要がありません。

私はいかなければならない。(どこへ?)歯医者へ。と読めば良いのです。

Can you show me your drawing?

(あなたの見せてください。(誰に?)私に。(何を)あなたの描いた絵を。)

綺麗な日本語に訳すと「あなたの描いた絵を私に見せてください。」ですが、綺麗な日本語に訳さなくても英語や英文の内容ってそのまま理解していいんです。

英語を綺麗な日本語に訳す必要はテスト以外で必要ない

英語を綺麗な日本語に訳す必要はテスト以外で必要ない

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英語の読み方として、英文をまずは日本語に訳し、その後に文章を並び替えますよね。

実は英語を読む上で文章を並び替えることはせず、後を追うように理解していく感覚を身に着けるのが大事です。

 

もちろん、テストで綺麗な日本語に訳すのであれば順番は変える必要はあります。

しかし、英語というのは「あなたの見せてください。私に・あなたの描いた絵を」とカタコトっぽく感じるまま理解して良いのです。

英語を話すときや英文を作るコツにもなる

英語を話すときや英文を作るコツにもなる

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感覚を養うことで、スピーキングやライティング力も上達しますし、アウトプットも速くなります。

あなたのペンを貸してくださいと英語で話したい時って、このままの語順で単語だけを英語にしても英文はできませんよね?

 

しかし、「私に貸してください。あなたの。ペンを」とネイティブと同じように言葉をイメージできれば、語順を変えることなく知っている単語に置き換えるだけで英文ができます。

 

英語を言語として覚えたいのであれば、英語と日本語は別物だと区別して考えるのが良いです。

英語と日本語の同じ部分を見つけ出しながら覚えるような方法はしないようにしましょう。

英語と日本語の文法の違いは結論から先に伝えたい文化の差

英語と日本語の文法の違いは結論から先に伝えたい文化の差

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英語というのは、最初に主語と結論を伝えて、その他のものは後から伝えます。

しかし、日本語は基本的には目的を最後に伝えることが多いです。だからこそ、日本人は相槌も多いのではないかと思います。

「あなたの(はい。)描いた絵を(はい。)私に見せてください。(わかりました。)」と相槌を入れます。

しかし英語だと、「あなたの見せてください。(誰に?)私に。(何を)あなたの描いた絵を。(わかりました。)」途中で誰に何をと思うかも知れませんが、相手の話を遮って聞いたりしませんよね。ですから、相槌は最後の1回だけ。相槌が少ない理由もわかります。

 

結論を先に言うという差は、英語と日本語の違いでもご紹介しているので、興味がある方はこちらの記事もご覧ください。

日本語と英語の違いは?文法や発音、国の言語の背景の違いを解説

前置詞によっては自然と読みにくい英語も発想を変えて読む

前置詞によっては自然と読みにくい英語も発想を変えて読む

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では本当に英語や英文は左から自然と読むことができるのでしょうか?

例えば、afterやbeforeと言った文章の場合でも左から自然と読めるのでしょうか?

I met her before she left.

(彼女が帰る前に会いました。)

beforeは「~の前に」という意味なので、この英文の場合は「彼女が帰る前に~」となります。

つまり、彼女が帰るという「she left」を読んでから出ないと和訳できないのです。

 

しかし、発想を変えるだけで自然と左から読むことができます。

I met her before she left.

(私は会った。彼女に。後に、彼女が帰る。)

「彼女が帰る前」は「会った後に彼女が帰る」とも考えられます。

beforeは~の前にという意味ですが、「before she left」を〇〇した後に彼女が帰ると考えれば左から自然と読めます。

英語や英文を逆から読まずに自然に読めるようになろう

今回は英語や英文を左から自然と読む方法についてご紹介しました。

これまで、綺麗な日本語に訳す必要があると思っていた方は、その考えを捨ててしまいましょう。

日本語の順番に入れ替えてしまうのは、英語を日本語で理解してしまおうとする弊害の1つなので、英語は英語のまま理解できるようになりましょう。