使役動詞は英語の文法の一つで、相手に何かをさせる時や命令する時に使われる表現です。
主に、make、have、get、letなどの簡単な単語を使って伝えることができます。
今回は、各使役動詞の使い方から例文まで解説し、受動態についても掘り下げていきます。
このページで使役動詞の意味や使い方をマスターできるはずです。
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目次
英語の使役動詞の文型を理解する
まずは、英語の使役動詞の文型や文脈を理解しましょう。
使役動詞は人や物を対象とし、何かをさせる、命令する表現になります。
それではもう少し理解を深めるために使役動詞について掘り下げていきます。
使役動詞を日本語に例えると命令
使役動詞を日本語に例えると命令や強制力のあるお願いになります。
彼にやらせてくださいや、彼女に掃除させてください等の命令をするような表現になります。
そのため、言葉としては圧力のある英語にもなります。
使役動詞は何かをさせる英語表現
使役動詞は何かをさせる英語表現です。
強制力もあるので、相手にとっては怒っているように感じるかもしれないので会話で使う時は注意が必要です。
主にgetやhimを使った表現が、何かをさせる使役動詞になります。
使役動詞は何かをしてもらう表現にもなる
使役動詞でもhaveやletを使うと、何かをしてもらうとか、させてあげるなどの英語になります。
強制力は残っているものの、makeやgetに比べて表現がやや丸くなります。
使役動詞では主にこの4つの英単語を使って相手に命令することになります。
それでは、各英単語ごとの使役動詞の使い方を解説していきます。
使役動詞に使われる英単語一覧
ここからは、使役動詞の一覧をご紹介しながら、各英単語の意味や例文についてさらに詳しく解説します。
Get | 〇〇させる/〇〇しなさい |
Make | 〇〇させる/〇〇しなさい |
Let | 〇〇してもらう |
Have | 〇〇してもらう |
使役動詞の例文-英文での使い方
ここからは、さらに使役動詞の例文を見ながら理解を深めていきます。
使い方や正しい文型を理解することで、使役動詞は名前以上に覚えやすく扱いやすい英語だということが分かります。
主語を書いたシンプルな使役動詞の英文
使役動詞に主語を書いた場合、誰かが何かをさせるという意味になります。
自分が誰かに何かをさせるのであれば、Iを主語に置き、LetやGetなどを使います。
タップで例文の意味を確認できます。確認する前に自分で意味を考えてみよう。
動詞を主語にした使役動詞の英文
続いて、動詞を主語にした使役動詞の英文を確認してみましょう。
動詞を主語に置いた場合、単純な命令文になります。
状況によっては使えますが、上から下へ支持するような言葉になるので、使用する場合は使っても良い関係性かどうかを意識して活用しましょう。
使役動詞 Get
使役動詞としてGetを使うと命令するような英語になります。
強制力があり、圧力もある表現なのでキツイ英語であることを理解しておきましょう。
使い方は至って簡単で、Get+対象+行動のような形が基本となります。
使役動詞として使うgetの例文
それでは実際にGetを使役動詞として利用した例文を見てみましょう。
タップすると日本語訳が表示されます。答えを見る前に意味を考えてみてください。
使役動詞 Make
Makeを使った使役動詞も命令色の強い英語表現となります。
させるという意味合いになるため、友人に気軽に使うような英語ではないと言えます。
母親が子供たちに、掃除をしなさいというような時に使ったり、上司が部下に命令する時に使われます。
使役動詞として使うmakeの例文
続いて、実際にmakeを使役動詞として利用した例文を見てみましょう。
使役動詞 Let
Letを使った使役動詞は、何かをさせてあげるという意味で使われます。
やや柔らかい意味合いにはなりますが、それでも上から下へ伝えるような英語になるので、強制力は残っています。
使役動詞として使うletの例文
次はletを使役動詞として利用した例文を見てみましょう。
使役動詞 Have
Haveを使った使役動詞では、何かをしてもらうという意味の英語になります。
getやmakeに比べて、柔らかい表現になるので普段の会話でも使うことが出来ます。
使役動詞として使うhaveの例文
それでは実際にhaveを使役動詞として利用した例文を見てみましょう。
使役動詞と受動態の解説
使役動詞を受動態の文章で使用する場合はルールが少し異なります。
受動態というのは、対象となる人や物が言葉の意味を受け取る側になる時のことを言います。
to 不定詞を使用して受動態を表現する
使役動詞を使った受動態では原型不定詞ではなくto不定詞を使用します。
こちらは例文を見るとより分かりやすくなります。
使役動詞の能動態の場合は原型不定詞を使用する
当然、全ての使役動詞でto不定詞を使うのではなく、能動態の英文の時は原型不定詞を使用します。
受動態の時はto不定詞を使い、能動態の時は原型不定詞を使用すると覚えておきましょう。
使役動詞と知覚動詞の違い
使役動詞と知覚動詞には大きな違いがあります。
使役動詞はこれまで説明した通り、何かをさせる、してもらう等の命令のような意味を持つ英語です。
知覚動詞は五感を表す動詞のことを言い、使役動詞とは意味が異なり、使用する動詞も異なります。
使役動詞の意味を理解して英語の表現を広げよう
今回は使役動詞の一覧から使い方まで解説しました。
ただ読むだけでは理解は難しいので、今回ご紹介したHaveやGet、Makeなどを使って自分で英文を作ってみると、より使役動詞を理解できるようになります。
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